2021年9月20日号
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PART1
環境対策が環境を壊す 開発は陸から海へ 「風力の街」募る不安
全国有数の風力発電の適地とされる秋田県で、建設ラッシュが起こっている。地元自治体は、関連事業への地元企業参画など地域還元を狙う。一方、急変する街の景観に地元の人々は不安を募らせている。
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PART2
遠い需要地、脆弱な送電網 整備に5兆円必要 “直流革命”に期待
再エネ発電は北海道や東北に多い。大消費地への送電が課題だ。国土が南北に長い島国で、周波数も東西で異なる難点をどう補うか。要素技術はそろってきたがコストの問題もある。最適解はどこにあるか。
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PART3
福島事故以来、進まぬ再稼働 原発停止10年 先細る技術と人材
エネルギー基本計画の達成には原子力発電の再稼働を急ぐ必要がある。しかし、3分の2が動かず、新増設、リプレースは議論すらできない。人材も技術も時間とともに継承が難しくなる。タブーなき検討は待ったなしだ。
PROLOGUE
時事深層
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INSIDE STORY
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