2021年8月9日号
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PART1
製造業でもデジタルでも 希少性高まる高専生、知られざる実力
産業界ではDX(デジタルトランスフォーメーション)など新潮流が押し寄せ、不確実性が高まる。2022年以降に大学卒業者が減り始める流れもあって、高等専門学校生が引っ張りだこだ。持ち味は「走りながら考える」力。その人材価値に着目し競争力へと変える企業の現場を追った。
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PART2
変革の即戦力はここにもいる 美大に近づく意外な企業
社会が求めるスキルを身に付けているという特徴は、高専出身者だけのものではない。デジタル時代に即したサービスをデザインできる思考を持った美大出身者。さらに練習や鍛錬を武器に「やり切る力」を持つ音大、防衛大出身者と、意外な即戦力がいる。
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PART3
大和ハウスや静岡銀行 会社支える“エリート”に再び高卒に脚光
高等専門学校生や美術大学生ら学生時代にスキルを培ってきた人材の争奪戦は今後激しくなる。同時に今、再び着目されているのが高卒生。いったん中止していた採用を再開する動きが相次ぐ。やる気のある高卒者を採用し、積極的に教育に投資すれば“エリート”になると期待する。
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EPILOGUE
ニッポンの「学び」と「仕事」 分断の解消急務に
多様な人材を採用し始めた企業。欧米で進む波が日本でも強まる。しかし、日本の労働市場に残されたミスマッチが今後の深刻なハードルとなるだろう。
PROLOGUE
時事深層
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INSIDE STORY
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GLOBAL
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ET CETERA
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INDUSTRY
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COMPANY
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FRONTLINE シリコンバレー
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グローバル ウオッチ
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