2021年8月2日号
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PART1
「陰謀論」では片付けられない コロナで市場一変 EV傾斜の現在地
2020年に欧州はEVとPHVの販売が急増し、世界最大の市場となった。政治は規制と支援を駆使し、自動車各社は25年までに1兆円以上を投じる。欧州に加え中国市場で日米中メーカーの優位に立ち、覇権を狙う。
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PART2
打倒テスラへ再出発 フォルクスワーゲン 背水のディース改革
ディーゼル不正で信用と株価がどん底まで落ちたフォルクスワーゲン。外様のディース社長は、VWの旧弊と戦い、EVシフトにすべてをかけた。社内では何が起きていたのか。プライドをかなぐり捨てた等身大の姿を追った。
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PART3
立ちはだかる4つの壁 先手必勝という賭け EVを社会インフラに
インフラにコスト、雇用問題。EVシフトの前には、こうした現実的な問題が立ちはだかる。欧州の各国政府やメーカーは、これらをどのようにして乗り越えようとしているのか。消費者の声や各種データから、それぞれの課題の現状と将来的なシナリオを読む。
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PART4
トヨタは戦えるか 官民一体の錬金術 「面背腹従」が道開く
欧州はEVシフトを産業振興と明確に位置付け、あえて厳しい規制を導入している。CO2対策の市場を創造し、EVを中心とした経済圏で覇権を握るシナリオだ。日本はEV普及後をにらみ、自動車にとどまらない事業モデル構築を急ぐべきだ。
PROLOGUE
時事深層
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