2021年7月12日号
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PART1
打つ場は診療所か、大手町か職域か ワクチン狂騒曲が意味するもの
新型コロナウイルスのワクチン接種で、日本は先進国のなかで出遅れた。数量を確保しつつあるものの、接種手順の計画性に乏しく、進度の地域差が大きい。打つ場は診療所か市役所か、はたまた大手町か職域か。騒動が意味するものとは。
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PART2
水際対策、医療逼迫…改革が進まない コロナで露呈した不安
医療現場では新型コロナとの闘いを通じ、不安ばかりが浮き彫りになっている。水際対策は脆弱でウイルスが次々に侵入しかねない。医療逼迫の対策も進まない。次のコロナを迎えたらどうなるか。医療改革が進まなければ、命の選別さえ迫られる。
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PART3
欠如した世界の視点、ワクチン「最貧国」を抜け出せるか
新型コロナウイルスのワクチン開発で出遅れた理由は日本が内向きだったからだ。安全に万全を期す姿勢は正しい。だが、それのみを追求していては革新の芽は育つまい。何が必要なのかを見極め、世界に目を向けなければ、創薬国日本の力を発揮できない。
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PART4
日本電産型のカイゼンを コロナを機にニッポンの医療を作り直そう
コロナ禍に対応できないと言われた病院に改革の動きが見えてきた。独自の計数管理や徹底した業務改善で強い病院に生まれ変わり始めている。日本の医療を再生するにはもう一段の工夫が要る。ビジネスモデルを改革すべきだ。
PROLOGUE
時事深層
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INSIDE STORY
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PERSON
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