2021年6月28日号
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PROLOGUE
ドローンは復活の証し 10年越しの改革実る
ソニーグループは9月、自社開発のドローンを発売する。後発ながらも、中国DJIが君臨する市場で真っ向勝負を挑む。純利益1兆円超えを果たした復活の象徴となるか。
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PART1
自前主義にはこだわらない 大リーグ全球場で追跡 新規事業に見る変化
プロスポーツのデータ分析から製造現場の遠隔操作、配車アプリ、IoTルアー……。新生ソニーグループが手掛ける事業領域はかつてないほどに広がった。共通するのはオープンな連携姿勢。過度な自前主義を貫く、かつての姿はない。
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HISTORY
今も色あせぬカリスマの言葉
カリスマと呼ばれたソニーの経営者たち。残した言葉の数々は、年月を経ても色あせていない。創業者の井深大氏が東京通信工業の設立趣意書に記した一文は、あまりに有名だ。「自由闊達にして愉快なる理想工場の建設」。仕事を“道楽”にまでしてしまう仲間をそろえ、同社は技術力で世界にその名を轟かせた。
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PART2
「鬼滅の刃」だけじゃない ゲームが今の大黒柱 高収益のカラクリ
ソニーグループが手掛け、劇場版の国内興行収入が400億円を超えた「鬼滅の刃」。ただしエンタメ事業全体では単純計算でその100倍、約4兆3500億円を売り上げる。ヒットに左右されるゲームと音楽で確実に稼ぐ、ソニー流の「方程式」が見えてきた。
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PART3
創造力も技術もあるが 野心に欠ける戦略 飛躍に足りないピース
純利益1兆円を通過点に、さらなる成長を模索するソニーグループ。顧客基盤10億人という計画を掲げるが、戦略は野心に欠ける。創造力も技術も備わった今、さらなる飛躍へ足りないピースは何か。
PROLOGUE
時事深層
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INSIDE STORY
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COMPANY
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