2021年4月12日号
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PART1
商品名からサービスの中身まで “昭和の常識”が招く悪気なき炎上
社会の変化により、消費者が「不謹慎と感じること」の範囲が急速に広がっている。昭和の時代なら称賛されたはずの宣伝文句が、問題と見なされるケースすら少なくない。先進企業の間では時代に合わせ長年続けたサービスの中身を見直す動きも広がっている。
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PART2
一部で過激化する抗議活動 企業を悩ます正義マンと炎上屋
企業の“不謹慎な行為”への消費者の行動は、ネットでの炎上だけにとどまるわけではない。とりわけコロナ禍では、標的にした企業や店舗への物理的攻撃を仕掛ける人も増えている。実際には炎上していないにもかかわらず炎上案件になる不可思議な状況も出現している。
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PART3
ドラッカーより京都の知恵 情報発信をしないという選択
今の社会で炎上リスクを回避するには、情報発信に際し入念な注意を払う必要がある。より安全な戦略と考えられるのは、いっそ不特定多数への情報発信を見直すことだ。京都流「一見(いちげん)さんお断り」システムはそんな戦略を実践するうえでヒントになる。
PROLOGUE
時事深層
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