2021年3月29日号
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PART1
コロナで悩める経営者 苦しい時こそ「三方よし」
ステークホルダーを重視する「三方よし」の経営に、容赦なく襲いかかったコロナ禍。事業継続や地域貢献活動を断念せざるを得なくなるなど、経営者にとっては悩ましい局面だ。一方、社員や顧客、地域が結束すれば、苦難を乗り越え新たな価値を生み出せる。
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PART2
広域化より狭域化 「もうかる」輪をつなぐ
「三方よし」のビジネスを全国に広げるには、地域との関係作りが欠かせない。広域化・効率化に突き進むのではなく、地域と共生し収益を分け合うビジネスが成長している。地道な取り組みが世界的に評価される認証制度も生まれた。
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PART3
理念倒れで終わらない 循環モデルの作り方
三方よし経営の要諦は、ステークホルダー重視の考え方を社内で広げ、持続性を持たせること。地域や従業員、消費者を巻き込み、価値を循環させる仕組みが欠かせない。投資家の理解を得るために、情報開示や法制度でも新たな枠組みが必要になりそうだ。
PROLOGUE
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