2021年1月11日号
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PROLOGUE
企業に400年ぶり「大逆流」
コロナ禍はテクノロジーと新たな働き方を融合させ、これまでと違う会社像を生み出そうとしている。長年続いてきた「固定」「集合・集中」「恒常」から、「単発」「分散」「臨時」へ。400年以上にわたる近代企業の歴史のなかでも、進化の流れを反転させるきっかけとなりそうだ。
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PART1
「コロナ分断」断ち切る 境界線はあえて消す
コロナ禍は未曽有の分断を生んだ。社員間しかり、顧客との関係しかりだ。ニューノーマル(新常態)ではマネジメントの新たな姿も模索しなければならない。コロナ禍という危機を変革の好機に変える企業の挑戦が始まっている。
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PART2
「小さな本社」分散時代 地方で見えた光
本社。この言葉からあなたはどんなイメージを浮かべるだろうか。社長がいて、会社の権力が集中した中枢で、1つしかない場所。そんな常識が覆されようとしている。そこから見えるのは新たな会社の在り方だ。
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PART3
人との関係再構築 存在意義から出直そう
コロナ後の企業は、社員との関係が大きく変わりそうだ。社員の独立意識が高まり、企業はそれを支援するフラットな関係になる。社員の求心力をどう保つか。利益だけではない存在意義が問われる。