2020年6月22日号
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PART1
晴海、渋谷、大阪…活況に沸いたあの場所は今
コロナ禍で通りから人影が消え、静寂に包まれた日本各地の都市。人々は街に戻り始めたが、傷口は不動産分野も侵し始めている。熱狂する不動産市況に沸いたあの街の事情も、一夜にして変わってしまった。
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PART2
コロナが突き崩す都心回帰、経済優先のツケあらわに
人口が密集した都会を離れて「そこそこ田舎」での暮らしを選ぶ人が増え始めている。人口流入が続いた東京も近い将来、減少に転じ、コロナの影響で“街間格差”が拡大する。長年の景気テコ入れ策で造った大量の住宅が、価格下落の引き金を引くかもしれない。
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PART3
オフィスは選別時代に、コロナが問う存在価値
人を集めるほど価値が増すのが不動産。コロナ禍は「人の集中」をリスクと化した。不要論がせめぎ合うオフィスは景気後退も相まって、需要減が避けられない。今後は確実に格差が生じる。不動産の選別時代が一足飛びに訪れようとしている。
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PART4
コロナが時計の針を進めた不動産の未来
14世紀にペストが欧州を襲った際、土地の価値が下落した史実が残されている。不動産はそれを活用する人間の存在があってこそ、初めて価値を生むものだ。人口減少時代を前に、コロナで人が消えた街は、不動産の未来の姿を映した。
PROLOGUE
時事深層
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INSIDE STORY
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POLICY
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POLICY
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FRONTLINE ロンドン
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グローバル ウオッチ
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