2020年6月15日号
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PART1
もう生き永らえない ゾンビ企業、コロナショックで退場へ
競争力を高められないまま、何とか食いつないできた「ゾンビ企業」の淘汰が始まった。レナウンは代表例で、新型コロナウイルスが新陳代謝という時計の針を速めている。経営破綻やそのリスクの高まりが、これから再編が起こっていく大きなきっかけになる。
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PART2
食うか、食われるか 生存競争火ぶた 異業種・海外勢も再編狙う
暮らしに身近な外食から電機まで、再編は幅広い業界で起こるだろう。プレーヤーとなるのは同業だけではない。ネット勢、海外勢を想定する必要性も高まっている。新型コロナウイルスの影響は大きく、今までの常識とは異なるシナリオも欠かせない。
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「再編は必ず起こる」 企業トップが語る、コロナ後の経営への提言
「疾風に勁草を知る」ということわざがある。激しい風が吹いて丈夫な草が見分けられるように、苦難に直面することで人の強さが分かるという意味だ。企業も同じで、経済が安定しているときには業界内での差は見えにくいが、逆風が吹くと差が鮮明になってくる。コロナ・ショックのような危機では、業界再編が起こりやすいと言えるだろう。
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PART3
攻めの欧米、守りの日本 今こそニューノーマルへ再編を
コロナ禍でも果敢に動く米IT大手。これに対し日本はM&A(合併・買収)に消極的だ。「ニューノーマル(新常態)」では社会の仕組みも変わる。攻めの再編姿勢が問われる局面だ。
PROLOGUE
時事深層
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INSIDE STORY
オンライン接客、商品取り置き、大容量品…小売りサービスが変身中
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INDUSTRY
トヨタ系の国内シェア6割に 「全車種併売」でコロナ禍を突破
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論点 コロナ・エフェクト
働くとは何か、幸せとは何か コロナ前には戻れない
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COMPANY
世代交代が生む創業家発「内紛」 天馬で委任状争奪戦へ
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INDUSTRY
観光政策揺るがすLCC逆風、JAL系は貨物で就航
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POLICY
行政オンライン化「一段と加速」と西村経済財政・再生相
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FRONTLINE シリコンバレー
地域に貢献するスタンフォード大、危機で光る革新力
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グローバル ウオッチ
トランプ米大統領の発言で波紋 暴行死した黒人男性は喜んでいる?