2020年6月1日号
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PART1
突然の出資見送りも 「生態系」の血液回らず立ちすくむ新興勢
新型コロナがスタートアップの成長プランに待ったをかける。投資家が財布のひもを固く縛り、必要な資金を調達できない状況が続く。スタートアップ投資の「バブル」は終わりを告げた。
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DATA
スタートアップと投資家、データから見える本音
デロイト トーマツ ベンチャーサポート(DTVS、東京・千代田)がスタートアップと投資家を対象に2020年4~5月に実施した調査で、スタートアップの資金繰りが圧迫されている実情が浮き彫りになった。
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PART2
市場消滅にも負けぬスタートアップ 身軽さ生かし反転攻勢
単一の事業に集中するスタートアップに市場消滅の危機が襲いかかる。フットワークこそが真骨頂。事業の転換や選別を急ぎ、新しい事業にも乗り出す。創業の信念を貫くために爪に火をともして耐えるスタートアップもある。
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PART3
スタートアップと持ちつ持たれつ、継続こそ大企業の役割
景気がいいときはすり寄ってくるが、本業が危うくなるとサッと引いてしまう。自分たちを都合良く使おうとする大企業をスタートアップは冷ややかに見つめる。互いに力を借りて成長する関係を築くために欠かせないのは継続性だ。
PROLOGUE
時事深層
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INSIDE STORY
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INDUSTRY
コロナ禍対応、老舗企業の6割が1年以上の資金繰りにめど
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POLICY
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INDUSTRY
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INDUSTRY
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COMPANY
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FRONTLINE バンコク
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グローバル ウォッチ
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