2020年2月24日号
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PART1
CASEが運んだ勝機 ソニー、スマホの敵を車で討つ
4Kディスプレーを満載した自動運転車に、企画から2年で完成したスポーツモデルEV。犬型ロボット「aibo」のチームが、本気の「ソニーカー」を開発した。産業構造がスマホ型になり、新興勢にも勝機が広がる。
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PART2
アマゾンも食指 「次のテスラ」が新たな主役に
自動車王国・米国で地殻変動が起こっている。「次のテスラ」を狙う新興EVメーカーにヒト・モノ・カネが集まり、量産に動き出す。アマゾン・ドット・コムなども巻き込んだ新サプライチェーンは地域の在り方をも変え始めた。
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COLUMN
半導体、金融、素材…… 次の「価値」組はどこに
新通信規格「5G」でクルマが社会とつながり、電動化や自動運転の要素が加わる中では、映像や画像などの膨大なデータをいかに高速処理できるかがクルマの性能そのものとなる。その中核となるのが、パソコンやスマートフォンにおけるプロセッサーの役割を果たすSoC(システム・オン・チップ)だ
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PART3
コンチネンタルやボッシュ 欧州部品大手、「破壊」に先手
自動車産業のヒエラルキーが壊れる中で、メガサプライヤーの存在感が高まっている。自動運転や電動化などで先行するために、戦略変更や組織改革にいち早く動く。巨大メーカーから新興企業まで全方位で取引し、あらゆる覇者の最強パートナーを狙う。
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PART4
戦わずして勝つ トヨタの「夢の国」
新たなプレーヤーが次々と現れ、群雄割拠の様相をなす自動車産業。現役王者であるトヨタ自動車は参加型のプラットフォームづくりに乗り出す。仲間もライバルも取り込み「戦わずして勝つ」戦略を着々と実行している。
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PART5
「自動車産業」の最終章
「和製テスラ」──。かつてこう呼ばれた企業が京都にある。2010年設立のGLM(京都市)だ。
PROLOGUE
時事深層
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INSIDE STORY
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