2020年1月6日号
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PART1
帝国になったGAFA 世界で民衆蜂起
巨大な経済規模と影響力を手に「帝国」のごとく振る舞うGAFAへの逆風が強まる。既存秩序を揺るがす破壊的イノベーションに、世界各地の民衆が反発する。2010年代に野放図に拡大を続けた「GAFAの時代」の終わりが始まった。
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PART2
「GAFAの天敵」、欧州委ベステアー委員が語った信念
GAFAの天敵と呼ばれる欧州委員会のキーパーソンが本誌のインタビューに応じた。ベステアー委員は「公正な競争」を盾に、さらなる追及を辞さない構えを示した。大統領選を控えた米国でも、巨大テック企業の解体を求める声が日に日に高まる。
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PART3
通信網も自らつくる 国家の隙間埋める「地球インフラ」に
各国でテック企業へ逆風が吹く。しかし地球規模で見れば辺境はまだ残る。自らインフラを構築し、新たな顧客とデジタル経済圏を切り開く動きは止まらない。国の手の届かない領域を補い、利用者と国家の信頼を得る。それが新たな姿だ。
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PART4
国家と企業、溶ける境界線 テックが決めるGAFA後の覇者
ブロックチェーンやAIなど、国家運営にも最新テクノロジーが欠かせなくなってきた。中国のみならず、カナダやデンマークなど戦略的な「テック型」国家も出始めている。技術革新を誰がどうリードするか。それがGAFA後の時代の覇者を決める。