2019年12月23日・30日号
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PART1
近づく不動産の天井 憧れの街「湾岸」「ムサコ」の黄昏
「五輪」というカンフル剤が切れる2020年は、平穏な年で終わりそうにない。今までの潮流が随所で逆流し、先送りしてきた課題が一気に顕在化する恐れもある。20年の日本経済と、私たちの暮らしや仕事で起きる異変を展望する。
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PART1
五輪後の「成長率」「為替」「株価」は?
“節目の年”を迎える日本経済・景気にも悲観的な見方が大勢だ。不安定な世界情勢の流れには逆らえず、経済も株価も、五輪後の失速懸念が拭えない。
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PART1
年前半は「五輪準備パニック列島」
不動産にせよ日本経済にせよ、2020年に向けて多くの関係者が注目する「五輪後」。だが、専門家の間では「その五輪自体、成功するかは不透明」との声も上がる。20年前半は「五輪準備パニック列島」になりかねない。
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PART1
教育劣化 「%が分からない大学生」の衝撃
2020年には、これまで先送りしてきた様々な社会問題も顕在化する可能性がある。その筆頭が教育問題。日本の教育水準の低下が叫ばれる中、20年は「人材劣化」に関するさらに衝撃的なニュースを聞くことになりそうだ。
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PART1
超早期化する就活 大学はレジャーランドから「職安」へ
教育劣化の直撃を受けている日本の大学。だが2020年、大学関係者の頭を悩ませるのは学生の質の低下だけではなさそうだ。むしろ懸案は就職活動の早期化。「大学=勉強の場」というのは過去の話になりかねない。
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PART1
変わる街づくり 首都圏民は「川崎南部」を目指す?
2020年は、首都圏に住む人のライフスタイルや価値観にも「大転換」が起きる可能性がある。例えば「住みたい街」。不動産価格の異変もある中、これまでにないエリアが注目を集めそうだ。
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PART1
インバウンドも大転換? 北九州が名所になる日
人口減少が続く日本では、インバウンド戦略も2020年以降、自治体や企業にとって引き続き重要な課題の一つ。ここでも意外な地域に期待が集まっている。
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PART1
地銀マン、消える「地方での威光」
2020年以降は、「仕事」に対する人々の評価も変わる可能性がある。例えば、産業構造の変化に伴い「かつての花形職業」が輝きを失う可能性が少なくない。圧倒的な地方の人気職業「地方銀行マン」はその代表格だ。
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PART1
ニュービジネス出前戦争が招く「一段の人手不足」
成熟する国内市場の中でも急成長を続ける「飲食宅配サービス」。2020年は2強であるウーバーイーツと出前館のシェア争いがさらに加速しそうだ。その覇権争いは日本の労働市場全体にも影響を与えかねない。
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PART1
自動車は「100年に1度」級 主力産業も転換だらけ
当然のことながら、2020年に異変が起こるのは「出前産業」だけではない。自動車、電機、小売り、ITの主力分野も20年は「大転換」の年となりそうだ。
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PART2
加速する分裂 世界中で「ミニ独立国」が誕生
経済情勢から暮らし、仕事まで様々な激変が待ち受ける日本の2020年。国外の異変は、国家間の分裂から食糧危機の前兆までさらに大きなものになりそうだ。予測不能な20年の「世界の大転換」を、専門家の力を借りて読み解く。
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PART2
米中・日韓・香港問題 2020年3大難問の「現実解」
落としどころが見つからない米中貿易戦争、日韓問題、香港情勢。2020年もこの3大難問がアジアと世界を揺さぶるのは間違いない。専門家の意見を基に、その現実解を探る。
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PART2
世界食糧危機の足音 「コーヒーが消える日」は来る?
少子高齢化にあえぐ日本とは対照的に、着実に人口爆発へ向かう世界。地球温暖化も相まって、やがて訪れるのは世界規模での食糧危機だ。2020年には早くもその兆しが、ある意外な食材から表れる可能性が出ている。
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PART2
ついに幕開け 人類期待の「宇宙産業」
世界は分断の時代へ向かい、2019年から積み残した難題は解決が難しい。そんな20年の国際情勢だが、暗い話ばかりではない。例えば、人類の命運を一変させる可能性がある産業がいよいよ離陸するのも20年だ。