2019年11月18日号
-
プロローグ
「キャッシュレス祭り」の裏に垣間見える闇
10月から始まった政府のポイント還元制度で盛り上がりを見せる「キャッシュレス祭り」。だが、ひょっとすると、それは幻想かもしれない。祭りの裏では、すでに綻びが見え始めている。
-
PART1
1万人調査で見えた官製キャッシュレス普及策の限界
本誌は今回、1万人を対象にした独自調査を実施、キャッシュレス決済の動向を探った。浮き彫りになったのは、官製普及策の限界だ。付け焼き刃の政策で現場は混乱。その間隙を縫うようにソフトバンクグループのPayPayが勢力図を一気に塗り替えていた。
-
PART2
キャッシュレス普及阻む“決済マフィア”
景気対策の側面から急ごしらえの準備でポイント還元制度を立ち上げた経済産業省。店舗側の対応が追い付かなかったことだけが、キャッシュレス化が進まない理由ではない。もっと深い「闇」が日本にはある。複雑すぎる業界構造そのものである。
-
PART3
キャッシュレス決済を成長につなげる方法とは
「官製キャッシュレス祭り」の綻びが早くも露呈する日本。それでもキャッシュレス決済の利点を無視することはできない。事業者も消費者もキャッシュレスの恩恵を引き出すにはどうすればいいのか。
PROLOGUE
時事深層
-
INSEDE STORY
日立化成の売却先候補4陣営に、株価高止まりが波乱要因
-
COMPANY
孫会長、頼るのは個人マネー? ソフトバンクグループが巨額赤字
-
COMPANY
富士フイルム、ゼロックス買収断念は正解だった?
-
INDUSTRY
米中摩擦直撃の商社、伊藤忠は「か・け・ふ」継続が焦点
-
INDUSTRY
コマツ、ファナック直撃 機械に忍び寄る中国「国産化」
-
COMPANY
フィンテックで「誰でも証券会社」 ベンチャーがプラットフォーム
-
COMPANY
みんなのタクシーに足りないのはソニー「らしさ」
-
INDUSTRY
花王が美容家電参入、「消耗品」モデルで稼ぐ
-
FRONTLINE シリコンバレー
ジェスチャー操作、日本は来春から グーグルスマホが隠した実力
-
グローバル ウオッチ
慈善財団の資金流用でトランプ米大統領に支払い命令