2019年11月4日号
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PART1
陸海空を覆う中国技術 「新・中華圏」に焦る米国
中国が世界規模で5Gネットワークや海底ケーブル、測位衛星システムの整備を進めている。それはまるで官民が一体となって、新たな「中華圏」を作ろうとしているかのようだ。技術力を背景にした中国の勢力拡大の現実から、米国が焦りを隠せない理由が見えてくる。
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PART2
日本の得意分野に迫る 中国新興企業の実力
「チャイノベーション」の広がりは、IT(情報技術)分野にとどまらない。部品や素材など日本企業が得意な領域にも、その波は押し寄せつつある。その時、日本に残る産業はあるのか。企業だけでなく国としての戦略が問われる。
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PART3
技術で分断される世界 試される中国との距離感
貿易摩擦から始まった米中の対立は、時を追うごとに激しさを増している。中国との関係を断つ「デカップリング戦略」が進めば、世界は分断されかねない。日本は経済的にも技術的にも対等以上になった中国とどう対峙すればいいのか。