2019年10月21日号
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PART1
なぜ、こんなことに?苦闘するニッポンの現場
現場力の低下が原因とみられるような事件やトラブルが絶えない。さびつく現場力の原因として、人手不足を挙げる声は多い。だが、事はそう単純ではない。苦闘するニッポンの現場を歩くと、複合的な原因が見えてきた。
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PART2
「日本は一番」は幻想か AIや5Sで現場力磨く米国、アジア
AIなどデジタル技術を活用して生産性を大幅に高めた米鉄鋼スタートアップ。日本流のカイゼン活動で、日本の大手企業の信頼を勝ち取ったタイ企業。日本の現場力は世界で一番。そんな認識はもう幻想なのかもしれない。
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なぜ現場力はさびついたのか、識者はこう考える
日本の製造業の現場力が生かしにくくなっていると感じます。強みが生きる大量生産品の需要が減少しているからです。日本は同じ製品を大量に、かつ安定した品質で作るのが得意。それは人種的に均一な人の集まりであることが大きく影響していたと思います。<
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PART3
「日本流」で現場力復権、動き出すオムロンや日立
デジタル活用と従業員の意欲を引き出す仕組みで、現場力を底上げする米国勢。地道なカイゼン活動で品質や生産性の向上を急ぐアジア勢。さびつく日本の現場力は復権できるのか。磨けば光る「日本流」を突き詰めるしかない。
PROLOGUE
時事深層
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