2019年10月14日号
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PART1
「終身雇用難しい」発言の舞台裏 トヨタ社長が焦るワケ
トヨタ自動車の豊田章男社長から飛び出した「終身雇用難しい」の真意とは何か。労使双方を取材すると、トヨタですら悩む「50代問題」の実相が見えてきた。銀行、電機、通信──。あらゆる企業が日本型雇用の限界に喘いでいる。
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PART2
アンフェアを正せ 雇用の難題に一筋の光明
カゴメの人事制度がここ数年でがらりと変わった。仕掛けたのは「フェアであれ」がポリシーのプロ人事マンだ。苦悩しながらも日本型雇用にメスを入れた事例に、光明を見る。
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PART3
リカレント教育、副業、出向…… 外に出てキャリア再考
将来への危機感から、学び直しの門をたたく人が出てきた。喫緊の危機が迫る50代だけでなく、その波は、より意識の高い40代、30代にも及ぶ。リカレント教育、副業、出向、そして独立……。会社の外へ、一歩を踏み出し始めた。
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PART4
雇用の流動化で真の「終身雇用」へ
人口減少による人手不足が、硬直的な日本型雇用に引導を渡す。年齢や性別、世代に関係なく、雇用の流動化が加速する。定年を迎えれば引退を強要される。そんな時代とは決別だ。
PROLOGUE
時事深層
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目覚めるニッポン
柳井正氏の怒り 「このままでは日本は滅びる」
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COMPANY
広がる金品受領問題、浮かぶ関電首脳の辞任シナリオ
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INDUSTRY
日産が金型レスの加工技術 車も「多品種少量時代」に
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COMPANY
川重、周回遅れの「本社主導」 強い事業部門にメス
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COMPANY
インフル早期流行の裏で治療薬市場の勢力図に異変
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COMPANY
日鉄が日新製鋼を吸収合併 「聖域なき生産再編」の号砲か
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INDUSTRY
理化学研究所が新会社設立、「科学者の楽園」は再興するか
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FRONTLINE バンコク
外国人材受け入れ 遅れる手続き、広がる困惑
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グローバル ウオッチ
トランプ米大統領、50年ぶりの低失業率を自身の成果と強調
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優先課題は経済の活性化