2019年10月7日号
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PART1
孫正義氏の渇望と後悔 「忘れられた島国」になるな
20兆円を超えるファンドで世界の成長企業に投資し、AI革命の先頭を狙う。時代の先を読み、実行してきた経営者は今、日本の課題と希望をどう見ているのか。自らの後悔と野望を重ね合わせ、90分間語り尽くした。
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DATA
停滞30年間の主犯 売上高増やせなかった日本企業
バブルが崩壊した1990年以後の約30年間の日本経済は言ってみれば、それ以前の右肩上がりの成長に急ブレーキがかかるように停滞した時代だった。
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PART2
投資・賃金・効率 日本を眠らせた「3低」経営
1990年から30年にわたる経済停滞の主因は日本企業の「3低」経営だ。投資と賃金を抑え、その結果としての効率の低さと売上高の伸び悩みを甘受する。ひたすらリスクを避け、生き残りを図る縮小均衡経営から脱却する時だ。
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PART3
イノベーションの窓開くか このままでは技術「劣」国に
この30年、地盤沈下が進んだのは設備やヒトへの投資を怠った企業だけではない。学術論文の数や研究者の国際比較でみると、日本の地位低下が顕著になっている。イノベーションや新興企業の「種」となる研究開発力をどう立て直せばいいのか。
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PART4
「雇用」「現場力」「教育」 成功モデルの再定義を
次の50年も日本が世界で存在感を発揮し続けるのは容易ではない。人口減少や新興国の台頭に打ち勝ち、再成長するには、旧来の成功モデルに縛られてはならない。強みを磨き抜き、世界の変化を見極める力がこれまで以上に求められる。
時事深層
ケーススタディー
編集長インタビュー
連載小説
世界鳥瞰
連載
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有訓無訓
予想できないからこそ、先人の知恵に学んでほしい
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編集長の視点
50年前も不安はあった 明日に挑む皆様と共に
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ニュースを突く
公的年金は再度抜本改革が必要だ
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テクノトレンド
ドイツの最新スマート工場 デジタルツインで効率化が加速
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敗軍の将、兵を語る
空き家率日本一、返上ならず〔敗軍の将、兵を語る〕
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MIT流 米国型企業経営の今(3)
批判高まる「株主還元」手法 自社株買いは時代遅れに?
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新社長 初心表明
三菱重工の泉澤社長「コングロマリットの強み磨く」
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小田嶋隆の「pie in the sky」
トゥンベリさんに大人げなさを教わる
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BOOK
『PLAY WORK』~楽しく働く環境を作り出す
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往復書簡
信教問わず住みやすい国に
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賢人の警鐘
「低インフレ・低成長なら最低賃金を引き上げよ」