2019年9月23日号
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PART1
迫る判断力低下社会、社長が何もかも忘れる
高齢化の進行に伴い、認知症患者でなくとも、人々の判断力は衰えていく。医療や介護のコストがかさむだけではない。家庭や職場が抱える負担も大きい。これから日本はどうなるのか。現実の問題を手掛かりに判断力低下社会の将来を考えてみた。
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PART2
トラブル、訴訟……問われる倫理観 苦悩する百貨店、金融
判断力低下社会で想定されるトラブルは既に顕在化している。百貨店や金融業界では自分の意思で買っているようで、実はそうでない顧客が存在したのだ。上客の様子に異変が表れたらどうするか。もがきながら解決策を探る企業の動きを追った。
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PART3
異変は誰にでも起こる イオン、ヨーカ堂は大規模「サポーター」
判断力低下は他人事、あるいは遠い将来の話と思っていないだろうか。多くの企業にとって喫緊の課題であると同時に、生活者としても準備できることはある。判断力が低下することを恐れず、前向きに立ち向かうために、まず知ることから始めたい。