2019年9月9日号
-
PART1
30年で売上高1000億ドル ファーウェイ、驚異の実力
米国による制裁で今や世界でもっとも有名な中国企業となった華為技術(ファーウェイ)。共産党との距離やセキュリティーリスクが気になるが、その企業としての力は無視できない。製品や研究開発、営業、財務といった観点から分析すると、驚異の実力が浮かび上がってきた。
-
PART2
ファーウェイ創業者の任正非氏、貧困から「中国代表」へ
日本企業を超え、欧米の大企業と比べても、高い技術力や製品力を持つファーウェイ。その力を米国政府は恐れ、中国を代表する企業として禁輸措置などを打ち出している。だが、貧困からはい上がった創業者は米国との争いさえも糧に変えようとしている。
-
PART3
「輪番会長」「非上場」 ファーウェイ、異形の経営システム
3人の幹部が順番に経営の執行に当たる「輪番会長」制に、従業員持ち株制……。世界に事業を広げる巨大企業を支えるのは、異形とも言えるファーウェイの経営システムだ。成長のために、あらゆるものを咀嚼する姿勢には日本企業も学ぶべき点がある。