2019年7月29日号
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PART1
対中国「存亡をかけた戦い」は米国を衰退させるか
「存亡をかけた戦いだ」。米国内の対中強硬派が勢いを増している。経済成長により力をつけた中国を米国の覇権を脅かす存在と見ているためだ。一方で、中国を排除することは長期的に米国の衰退を招くと戸惑う人たちもいる。
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トランプ流を支える人々と2020年のライバルたち
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PART2
日本企業も「米国市民」、貢献を繰り返し発信
2020年の大統領選でトランプ氏が再選するのか、はたまた民主党の候補が当選を勝ち取るのか。対中政策で両党が一枚岩である以上、海外への厳しい態度は引き継がれるとみるべきだ。保護主義に傾く米国で日本企業はどう生き抜くべきか、実例を紹介する。
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ケネス・ロゴフ氏「中国で金融危機の可能性も」
台頭する中国と覇権国の地位を維持しようとする米国。両社の角逐はどこに向かうのか。米国の識者4人に話を聞いた。
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PART3
米中は「トゥキディデスの罠」を回避できるのか
米中は覇権国と新興国が戦争へと行きつく「トゥキディデスの罠」を回避できるのか。過去500年の事例を見ると、軍事衝突の可能性がないと言い切ることはできない。間に立つ日本はどうすべきか。まず自らの手で未来を切り開く気概が必要だ。