2019年7月22日号
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PROLOGUE
定番の宝庫、日清食品がカップヌードルを大切にする理由
定番商品が生み出す収益は長期にわたって企業の経営を支える。次の定番を生んだり、新事業に挑んだりする原資となり、成長エンジンの役割も果たす。だが、商品のライフサイクルは短くなっており、定番を生み出すのは徐々に難しくなる。
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PART1
定番は進化し続ける カルビー、うすしお味は14回変更
定番というと、中身もデザインも変わらないものが支持され続けるという印象があるかもしれない。しかし多くの定番は、幾度も改良を施し、ファンを広げてロングセラーに成長している。時には気づかれないように機能や味を改善し、競合の追随をかわす。変わり続ける動きを探った。
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PART2
ヤマハのSR400、「変えない」ためのモノづくり
長く固定客を維持する定番も、中身を少しずつ変えないと消費者を飽きさせかねない。その一方で、「同じもの」を提供し続けることが価値につながる定番商品もある。だが「変えない」を貫く作業は変えること以上に手間がかかる。
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PART3
定番で相次ぐ販売終了 「選択と集中」で加速
長く消費者に親しまれ、知名度もある定番商品が次々に販売終了を迎えている。理由は市場縮小やPBの台頭だけではない。利益率重視の経営で継続が難しくなった。懐かしの商品が消える動きは今後も続きそうだ。
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PART4
「日高屋」「パインアメ」が追求する食べ飽きない味
市場の変化に負けず、不動の人気を保ち続ける定番商品。どうすれば生み出すことができ、その座を守り続けられるのだろうか。日本人の多くが知る8つの商品・サービスから、ヒントを探った。
PROLOGUE
時事深層
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