2019年4月22日号
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PART1
日本の給料 落日あらわに
日本企業が社員に支払う給料は、ほかの国と比べて見劣りする状況になってしまった。給料も経済も順調に伸びる黄金期はバブル崩壊で終焉。「年功型」の見直しも試行錯誤が続く。
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PART2
社員の「納得」、どう引き出すか
時代に合わせて給与制度をどう改め、機能するように磨いていくか。激しい人材獲得競争に、従来の年功型では対応しきれない。社員が納得できる仕組みをつくることが、改革の第一歩になる。
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PART3
全世代に報いる妙手は
人口減社会の中では、シニアの給与・待遇面でも一段の工夫が欠かせない。人手不足や高齢化に有効な手を打てなければ、企業も日本経済も「じり貧」が近づくだけだ。働きに「報いる」視点でシニアのやる気を引き出す一方、若手への配分も課題になる。
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PART4
変える会社が生き残る
経営難を機に給与制度を一新した日立製作所や伊藤忠商事の業績が上向いている。日々の暮らしに直結する給与には、設計次第で社員の奮起を促し、組織をよみがえらせる力がある。世界規模での競争で勝ち残るには、たゆまぬ改善を続けるしか道はない。
PROLOGUE
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