2019年4月1日号
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PROLOGUE
ゴーン vs 日産 激しさ増す攻防
昨年11月のカルロス・ゴーン氏の電撃的な逮捕。日産自動車は元会長のゴーン氏を検察当局に差し出したともいわれる。両者の攻防が激しさを増す。
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PART1
ゴーン改革20年の功罪 雲散霧消したグローバル経営
1999年、仏ルノーから派遣された男は破綻の瀬戸際にあった日産自動車を救った。あれから20年。カリスマとして日産に君臨したカルロス・ゴーン氏は被告の身になった。20年にわたる「ゴーン改革」は日産に何を残したのか。その功罪を検証する。
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PART2
歴史とOBの証言からひもとく日産の「体質」
カルロス・ゴーン氏の「独裁」を許した日産自動車。単にゴーン氏の力が強かったことだけが理由ではない。歴史とOBの証言から見えてくるのは、ゴーン事件が日産で起きた必然だ。
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PART3
度重なる日産の経営危機 今明かされる舞台裏
1980年代の労働組合との闘いと、90年代のルノーとの提携交渉。企業としてのていを維持する重要な局面を、日産はどう乗り切ってきたのか。「経営危機」に立ち向かった男たちが古巣の日産を思い、インタビューに応じた。
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COLUMN
ゴーン事件が浮かび上がらせたもの 識者はこう見る
今回の事件は企業統治のあり方や、日本の司法制度の問題など、多くの課題を浮き彫りにした。各分野の専門家に聞いた。
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EPILOGUE
ルノーの資料から見えた日本のガバナンス問題
日産自動車と仏ルノーが開示している役員報酬にかかわる情報の文書。ここから、日本のガバナンス問題が見えてきた。