JR大阪駅で「うめきたエリア」と呼ばれる新たな地下ホームが開業した。顔認証改札機や、構内を案内するデジタルサイネージ、トイレのメンテナンス最適化など新技術が盛りだくさん。JR西日本はこのエリアをイノベーションの実験場と位置づけており、将来、磨いた技術の横展開を狙う。

3月18日、JR大阪駅で「うめきたエリア」と呼ばれる新たな地下ホームが開業した。大阪駅の北西に位置し、従来のホームとは500mほど離れており、地下通路で結ばれている。JR西はここをイノベーションの実験場と位置づけており、さまざまな新技術を盛り込んだ。
最も目を引くのは、自動改札機の横に設置されたゲート。ICカードなどをかざすことなく、事前に登録した顔の情報だけで通過できる実証実験中の「顔認証改札機」だ。あらかじめ顔画像を撮影して特徴点データを登録しておき、改札通過時の顔画像データと照合する。合致していればそのまま通過できるが、該当するデータがなければ、ブザーが鳴って有効な乗車券を持っていないことを伝える。交通系ICカードの処理速度は0.2秒だが、顔認証もほぼ同じスピードだという。まさに未来を感じさせる取り組みだ。
この記事は会員登録で続きをご覧いただけます
残り781文字 / 全文1284文字
-
「おすすめ」月額プランは初月無料
今すぐ会員登録(無料・有料) -
会員の方はこちら
ログイン
日経ビジネス電子版有料会員なら
人気コラム、特集…すべての記事が読み放題
ウェビナー日経ビジネスLIVEにも参加し放題
バックナンバー11年分が読み放題
この記事はシリーズ「時事深層」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。
6/20ウェビナー開催、「『AIバブル』の落とし穴 ChatGPTリスクとどう向き合う」

近年、ChatGPTをはじめとする生成AI(人工知能)の進化と普及が急速に進み、私たちの生活やビジネスに革新をもたらしています。しかし、注意が必要なリスクも存在します。AIが誤った情報を生成する可能性や倫理的な問題、プライバシーの侵害などが懸念されます。
生成AIの利点をどのように理解し、想定されるリスクに対してどのように対処するか。日経ビジネスは6月20日(火)に「『AIバブル』の落とし穴 ChatGPTリスクとどう向き合う」と題したウェビナーを開催します。日経ビジネス電子版にて「『AI新時代』の落とし穴」を連載中の米シリコンバレーのスタートアップ企業、ロバストインテリジェンスの大柴行人氏を講師に迎えて講演していただきます。
通常の日経ビジネスLIVEは午後7時に開催していますが、今回は6月20日(火)の正午から「日経ビジネス LUNCH LIVE」として、米シリコンバレーからの生配信でお届けします。ウェビナーでは視聴者の皆様からの質問をお受けし、モデレーターも交えて議論を深めていきます。ぜひ、ご参加ください。
■テーマ:「AIバブル」の落とし穴 ChatGPTリスクとどう向き合う
■日程:6月20日(火)12:00~13:00(予定)
■講師:大柴 行人氏(ロバストインテリジェンス共同創業者)
■モデレーター:島津 翔(日経BPシリコンバレー支局 記者)
■会場:Zoomを使ったオンラインセミナー(原則ライブ配信)
■主催:日経ビジネス、日経クロステック、日経クロストレンド
■受講料:日経ビジネス電子版の有料会員は無料となります(事前登録制、先着順)。視聴希望でまだ有料会員でない方は、会員登録をした上で、参加をお申し込みください(月額2500円、初月無料)
Powered by リゾーム?