米起業家イーロン・マスク氏が率いる電気自動車(EV)大手の米テスラが、普及価格帯のEV生産へ動き出す。米フォード・モーターが約100年も前に基本型を確立した生産方式を抜本的に見直し、製造コストを半減させる。「我々の車に対する需要は無限にある。ただし手ごろな価格であることが重要だ」。マスク氏の野望は尽きない。

 テスラは3月1日に開いた投資家向け説明会で生産革新プランを明らかにした。しかも、いつ実現するかは分からないアイデアではなく、この日に正式発表したメキシコ工場に新たな生産方式を導入する方針だ。

 従来の自動車工場では、まずプレス加工で造られた床、屋根、ドアパネルなど骨格部品が溶接され、車体が形づくられる。これが塗装された後にドアがいったん取り外され、内装品など数千点に上る部品を順次取り付けていく。

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6/20ウェビナー開催、「『AIバブル』の落とし穴 ChatGPTリスクとどう向き合う」

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■テーマ:「AIバブル」の落とし穴 ChatGPTリスクとどう向き合う
■日程:6月20日(火)12:00~13:00(予定)
■講師:大柴 行人氏(ロバストインテリジェンス共同創業者)
■モデレーター:島津 翔(日経BPシリコンバレー支局 記者)
■会場:Zoomを使ったオンラインセミナー(原則ライブ配信)
■主催:日経ビジネス、日経クロステック、日経クロストレンド
■受講料:日経ビジネス電子版の有料会員は無料となります(事前登録制、先着順)。視聴希望でまだ有料会員でない方は、会員登録をした上で、参加をお申し込みください(月額2500円、初月無料)

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