2024年春に卒業する大学生らへの企業説明会が3月に解禁され、採用活動が本格的に始まった。企業は新型コロナウイルス禍の影響から回復し、採用意欲を高めている。目立つのは、学生に直接連絡を取る「スカウト型」と呼ばれる手法。各社が攻めの採用にかじを切る。

企業説明会が解禁され、採用活動が本格的に始まっている(写真=毎日新聞社/アフロ)
企業説明会が解禁され、採用活動が本格的に始まっている(写真=毎日新聞社/アフロ)

 多くの企業がアフターコロナの事業環境が好転すると見込み、2024年卒の採用を増やす。リクルートが大企業、中小企業とも対象にした調査「就職白書2023」によると、大学生・大学院生の採用予定は平均29.5人。データを取り始めた21年卒の実績と比べ19%、23年卒実績と比べると10%多い。

 企業が採用の数をコロナ禍のときより増やすこと自体は自然な動き。焦点の一つは、「採用したい人材」を確保できるかどうかにある。そこで増えているのがスカウト・オファー型の手法だ。民間企業が運営する様々な専用サイトを通じ、学生に直接声をかける。

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6/20ウェビナー開催、「『AIバブル』の落とし穴 ChatGPTリスクとどう向き合う」

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