西武ホールディングス(HD)は4月1日付で、後藤高志社長が会長兼CEO(最高経営責任者)に昇格すると発表。幾度も難局を乗り越えた自負を持つ後藤氏は代表権を手放さず、その経営は20年超の長期政権となる可能性も。社長職を託す西山隆一郎氏は後藤氏と同じ金融機関の出身。今後の課題は、内部での経営人材の育成だ。

「先行きが不透明なVUCA(ブーカ=変動性・不確実性・複雑性・曖昧性)の時代が続く」
2月14日に開かれた西武HDの社長交代会見で、後藤高志社長は2度、「VUCA」という言葉を口にした。4月1日付で社長職を常務執行役員経営企画本部長の西山隆一郎氏に託すが、自らも代表取締役会長兼CEOとして経営に関与する。代表取締役を2人にする理由について、「不確実性」を挙げた。
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