ソニーグループの十時裕樹副社長兼CFO(最高財務責任者)が社長兼COO(最高執行責任者)に昇格する。EV(電気自動車)への新たな挑戦など、感動をキーワードとした経営は第2フェーズに入る。米テック大手などを相手にソニーGがどこまで成長できるのか、重要な局面での体制刷新となる。

十時氏は今後もCFOを兼任する。吉田憲一郎会長兼社長は代表権のある会長となり、CEO(最高経営責任者)を続ける。4月1日付での体制刷新で、社長交代は5年ぶりとなる。十時氏は2月2日の記者会見で「成長にこだわる。事業ポートフォリオを最適な形にしていく」などと語った。
十時氏は1987年に旧ソニーに入社した。主に財務部門を歩み、2001年にはソニー銀行の設立を主導した。吉田氏は、十時氏について「私が社長に就いた18年4月から5年間、CFOとしてグループの成長戦略を財務面からけん引してきた」と語った。
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