ファーストリテイリングが2023年3月に報酬を改定し、人材への投資を拡大すると発表した。海外展開を積極化するなか、世界レベルで優秀な人材を獲得するため給与水準を見直した。増える人件費を賄う収益力の向上が大前提。果敢な改革は奏功するか。

人材への投資による競争力強化をグローバルに判断した(写真=Rodrigo Reyes Marin/アフロ)
人材への投資による競争力強化をグローバルに判断した(写真=Rodrigo Reyes Marin/アフロ)

 「ユニクロ」などを運営するファーストリテイリングが2023年3月から国内の報酬を引き上げる。職種や階級ごとに求められる能力や要件を定義し、各従業員の年収は数%~約40%アップする見込みだ。

 新入社員の現在の初任給は25万5000円だが、3月からは30万円になり、年収は約18%増加する。入社1~2年目で就任する店長の場合、月収が29万円から39万円になり、年収は約36%増えるという。同社の柳井正会長兼社長は「日本の会社は、すごく働く半面、報酬も評価も低い。優秀な人材にはしっかり報酬を払って、しっかり仕事をしてもらう体制づくりが必要」と話す。

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