旧日立化成を約1兆円で買収した旧昭和電工が1月、統合新会社レゾナック・ホールディングス(HD)を発足。大胆な構造改革を進める高橋秀仁社長は、総合化学からの脱却と半導体・電子材料事業への集中を宣言した。だが、「6割の社員は変革に戸惑っている」とも指摘。社内の融和と士気向上が高橋社長の腕の見せどころだ。

統合新会社で社内融和と士気向上に取り組む高橋社長(中央)
統合新会社で社内融和と士気向上に取り組む高橋社長(中央)

 「ようやく世界で戦うエントリーチケットを得た」。レゾナックHDの高橋秀仁社長は17日の説明会でこう力を込めた。

 旧昭和電工と旧日立化成の経営統合で発足した同社。昭和電工が2020年、「小が大を飲む」形で買収しただけに「あまりにも重たい買い物」(化学大手首脳)と冷ややかな目も向けられたが、一方で同社は鉛蓄電池やアルミ缶といった不採算事業を次々と売却。事業ポートフォリオを大胆に入れ替え、日立化成とのシナジーが見込める半導体・電子材料事業を軸にグローバルで戦う体制を整えた。

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