イーロン・マスク氏が2022年10月下旬に米ツイッターを買収して以来、収益の源泉である広告出稿が激減した。トランプ前米大統領など過激な発言で停止となったアカウントを復活した行動が、大手広告主に敬遠されている。株式を非公開化し、自由奔放なかじ取りを続けるマスク氏は、「言論の自由」と「広告の確保」を両立できるのか。

ツイッターの混乱が続いている。マスク氏の買収で約130億ドル(約1.8兆円)の債務を負った同社は、7500人の従業員を半減。大量解雇に続き、広告主が離れ始めた。米メディア監視団体メディア・マターズ・フォー・アメリカによると、買収から一月とたたないうちに、大手広告主100社のうち50社が撤退したという。
「広告の確保」と「言論の自由」の両立に悩む
●マスク氏のつぶやきに見る「広告引き揚げ」騒動
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6/20ウェビナー開催、「『AIバブル』の落とし穴 ChatGPTリスクとどう向き合う」

近年、ChatGPTをはじめとする生成AI(人工知能)の進化と普及が急速に進み、私たちの生活やビジネスに革新をもたらしています。しかし、注意が必要なリスクも存在します。AIが誤った情報を生成する可能性や倫理的な問題、プライバシーの侵害などが懸念されます。
生成AIの利点をどのように理解し、想定されるリスクに対してどのように対処するか。日経ビジネスは6月20日(火)に「『AIバブル』の落とし穴 ChatGPTリスクとどう向き合う」と題したウェビナーを開催します。日経ビジネス電子版にて「『AI新時代』の落とし穴」を連載中の米シリコンバレーのスタートアップ企業、ロバストインテリジェンスの大柴行人氏を講師に迎えて講演していただきます。
通常の日経ビジネスLIVEは午後7時に開催していますが、今回は6月20日(火)の正午から「日経ビジネス LUNCH LIVE」として、米シリコンバレーからの生配信でお届けします。ウェビナーでは視聴者の皆様からの質問をお受けし、モデレーターも交えて議論を深めていきます。ぜひ、ご参加ください。
■テーマ:「AIバブル」の落とし穴 ChatGPTリスクとどう向き合う
■日程:6月20日(火)12:00~13:00(予定)
■講師:大柴 行人氏(ロバストインテリジェンス共同創業者)
■モデレーター:島津 翔(日経BPシリコンバレー支局 記者)
■会場:Zoomを使ったオンラインセミナー(原則ライブ配信)
■主催:日経ビジネス、日経クロステック、日経クロストレンド
■受講料:日経ビジネス電子版の有料会員は無料となります(事前登録制、先着順)。視聴希望でまだ有料会員でない方は、会員登録をした上で、参加をお申し込みください(月額2500円、初月無料)
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