スウェーデンの高級車メーカー、ボルボ・カーが新型電気自動車(EV)「EX90」を発表した。高度な安全技術やインフォテインメント(情報娯楽)など最先端のデジタル技術をふんだんに盛り込んだ。基本ソフト(OS)は自社でつくりつつ、グーグルやエヌビディアなど強力なパートナーと組む戦略が鮮明になった。

ボルボ・カーのジム・ローワンCEO。11月9日にスウェーデンのストックホルムで新型EV「EX90」を発表した。1回の充電で最大600km走行できるという
ボルボ・カーのジム・ローワンCEO。11月9日にスウェーデンのストックホルムで新型EV「EX90」を発表した。1回の充電で最大600km走行できるという

 スウェーデンの高級車メーカー、ボルボ・カーが11月9日に開いた、新型EV「EX90」の発表会。ジム・ローワンCEO(最高経営責任者)は世界中のメディアにこう語りかけた。「ソフトウエアによって真に定義される最初のボルボ車だ」

 ローウェンCEOの存在が自動車産業のトレンドを象徴している。カナダのブラックベリーなどで20年以上、製品開発などに携わってきた。「カー・ガイ」というよりデジタルに詳しいテック人材のイメージが強い。

 EX90には最先端のデジタル技術をふんだんに盛り込んだ。特に強化したのは事故のリスクを事前に検知して回避するアクティブセーフティーだ。8台のカメラに5個のレーダー、16個の超音波センサーを搭載。それに加えて、赤外線レーザーを使った高性能センサーのLiDAR(ライダー)を標準搭載した。

この記事は会員登録で続きをご覧いただけます

残り1112文字 / 全文1620文字

【初割・2カ月無料】有料会員の全サービス使い放題…

特集、人気コラムなどすべてのコンテンツが読み放題

ウェビナー【日経ビジネスLIVE】にも参加し放題

日経ビジネス最新号、11年分のバックナンバーが読み放題

この記事はシリーズ「時事深層」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。