マツダが新たに発表した経営方針で電気自動車(EV)の本格投入が2020年代後半になるとの見通しを示した。今年から展開を始めた中・大型エンジン車の稼ぎを元手にEVを本格開発するためで、出遅れ感は否めない。経営資源が限られる中堅メーカーの宿命と、たとえ後出しでもEV市場で巻き返してみせるとの意地が交錯する。

ラージ商品群の第1弾として今年売り出した「CX-60」。マツダにとってラージ商品群の成功がEV時代への扉を開くカギとなる
ラージ商品群の第1弾として今年売り出した「CX-60」。マツダにとってラージ商品群の成功がEV時代への扉を開くカギとなる

 「極めてマツダらしい戦略だ」。11月22日、マツダの経営方針を聞いた証券アナリストはこう感想を漏らした。

 マツダは2030年の世界販売に占める電気自動車(EV)の比率を25~40%と想定。電動化対応に1.5兆円を投じ、独自開発するEVを20年代後半に本格投入する方針を示した。ただ、出遅れ感は否めず、どこまで前向きにEVを拡大させるつもりなのかも読みにくい。

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