3メガバンクのうち、2022年度中間決算が特に好調だった三井住友フィナンシャルグループ。ただ金利上昇など積み重なる将来のリスクに、経営陣の警戒感は強い。不祥事からの再起を図るSMBC日興証券を、足かせと捉える声すら出ている。

三井住友FGの太田純社長(右)とSMBC日興証券の近藤雄一郎社長(左)(写真=共同通信)
三井住友FGの太田純社長(右)とSMBC日興証券の近藤雄一郎社長(左)(写真=共同通信)

 「上期より不透明な状況にあることは、まず間違いない」──。三井住友フィナンシャルグループ(FG)の太田純社長は2022年4~9月期決算を発表した11月14日の記者会見で、下期の見通しをこう語った。

 決算自体は好調だった。三菱UFJフィナンシャル・グループとみずほFG分を含めた3メガバンクの連結純利益は計1兆904億円と、前年同期比で33%減った。そんな中で三井住友FGは694億円増の5254億円と、3メガで唯一となる増益を達成。通期の予想も400億円積み増して7700億円に修正した。それでも太田氏は「足元の国内景気は個人消費が底堅く、企業業績も悪くはない」と指摘しながらも、国内外の景況感や市場環境の変化を警戒する。

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