日野自動車が、エンジン不正問題で国土交通省に再発防止策をまとめた報告書を提出した。海外事業を頼みに組織改革に注力するとしたが、不正の影響は既に海外にも及んでいる。頼みの綱どころか、海外戦略そのものの見直しを余儀なくされる恐れすらある。

日野自が米国で展開するトラック。今回の不正の影響で自社エンジンを積んだトラックを販売できなくなり、他社からエンジンを調達するなどしている
日野自が米国で展開するトラック。今回の不正の影響で自社エンジンを積んだトラックを販売できなくなり、他社からエンジンを調達するなどしている

 「台数や車種の拡大が優先されていた。お客様にかけている迷惑が解決するまでは(成長の)踊り場だ」

 エンジンの排ガスや燃費試験で不正をしていた問題の再発防止策を発表した10月7日、日野自動車の小木曽聡社長はこう話し、成長よりも社内の改革を優先する考えを示した。

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