IDOM(旧ガリバーインターナショナル)が車をサブスクリプション(定額課金)方式で貸し出すサービスを拡大する。新規契約者が累計で1万人を超えたのを受け、利用者が短期でも借りやすくなる新たなサービスの実現へ動く。新車・中古車共に価格上昇が続く中、サブスクの利便性を高めることで多様なニーズの取り込みを狙う。

IDOMは車のサブスク「NOREL(ノレル)」を子会社のIDOM CaaS Technology(ICT、東京・千代田)を通じて2016年から展開。若年層を中心に累計新規契約者数が1万人を超えた。車の提供期間は最短1カ月。主力の中古車販売ビジネスでの在庫車両を生かし、輸入車を含む多様な車種をそろえるのが強みだ。
だが、新たな車の乗り方として話題を集めた割にはサブスク市場の成長は鈍いとされる。ICTの山畑直樹社長は「サブスク市場は(利用できる車種が少ないといった事情から)幻滅期に入った」と見る。「KINTO」を展開するトヨタ自動車をはじめ自動車メーカーも参入しているが、明確な勝者はまだ現れていない。
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