ダイハツ⼯業は荷箱を備えた軽トラックを⼩売事業者らに移動販売⾞として貸し出すサービスを始めた。軽自動車でライバルのスズキも、移動販売や⾞中泊、リモートワークなどに使いやすい新型車を発売した。新機軸の背景には、強みにしてきた低価格などの魅⼒が薄れ、“軽離れ”が進みかねないとの危機感がある。

ダイハツ工業は荷箱付きの軽トラックを移動販売車として貸し出す新サービス「Nibako(ニバコ)」を始めた。「事業者と消費者の間に立ち、両者をつなぐ懸け橋になりたい」。同社の奥平総一郎社長はこう抱負を語った。
新型コロナウイルス禍を受けて新たに移動販売をしたいと考える事業者が増えているとみて、事業化を決めた。まず、東京都など4都府県を中心に販売店を通じてサービスを提供する。2024年度には2000台を貸し出す規模に拡大し、事業を黒字転換させることを目指す。
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