東京でも有数のビジネス街として知られる日本橋エリアでスーパーの開店が相次ぐ。職住近接を望む共働き世帯や若い子育て世帯、単身者が移り住み、食品スーパーの需要が高まった。コンビニも含めて小売り激戦区となったが、マンション建設予定も多く、都心マーケットはまだ拡大しそうだ。

オーケーの出店予定地(右)。向かい側にマンションが建つ
オーケーの出店予定地(右)。向かい側にマンションが建つ

 間もなく創立150周年を迎える都内屈指の伝統校、久松小学校(東京・中央)。その目と鼻の先に、大きなクレーンが姿を現した。現場は既に更地となり、囲いが施されている。掲示物を見ると、近く地下1階、地上11階建てのビルが開業する。3階以上が1DK~3LDKの賃貸マンションで、1、2階に「オーケー日本橋久松町店(仮称)」が入る予定だ。

 1都3県に食品スーパー130店舗以上を展開するオーケーは、未上場企業ながら売上高は5236億円(2022年3月期)。大手の一角に食い込むほど躍進している。オーケーは一度開店したら、店を閉めないことで知られている。それだけに、投資を回収できる場所かどうかを慎重に見極めた上で出店している。「勝機あり」と判断したからこそ、日本橋への進出を決めたのだ。

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