大麻草の含有成分を利用した医薬品や、化粧品、サプリメントが海外では広く流通している。幻覚成分を持たないこの「カンナビジオール(CBD)」という成分を活用しようと、日本でも法改正が検討されている。向精神物質の残留をどうするかなどの課題はあるが、日本でもサプリメントなどの市場拡大が見込まれている。

大麻草に含まれる物質の一部は有用だと考えられている(写真=PIXTA)
大麻草に含まれる物質の一部は有用だと考えられている(写真=PIXTA)

 大麻草に含まれる物質のうち、幻覚などの向精神作用を持つのはデルタ-9-テトラヒドロカンナビノール(THC)で、日本では麻薬及び向精神薬取締法で使用が規制されている。一方、カンナビジオール(CBD)という含有物質は幻覚作用を有さず、近年の研究でむしろ有用だと考えられるようになっている。

 英GWファーマシューティカルズはCBDを有効成分とする「エピディオレックス」を難治性てんかん用経口薬として開発。2018年に米食品医薬品局(FDA)の承認を取得し、翌年には欧州でも取得した。

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