KDDIは7月に発生した大規模通信障害について、原因や再発防止策を発表した。だが、個人や企業の不安は尽きない。米マイクロソフトのチャットサービスも接続しにくくなった。ネットワークの寸断を教訓に、利用者も通信会社も「複線化」で緊急時に備える動きが進む。

KDDIは7月2日の障害が起きたきっかけについて、ネットワークをつなぐルーターの定期交換時に古いマニュアルを参照した人為的ミスにあったと公表した。3655万人の契約者におわびとして一律200円を払うなど、総額約75億円分を返金する。
作業手順の管理ルールや、通信が渋滞する輻輳(ふくそう)の制御設計を見直すなど、再発防止策も決めた。
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