独フォルクスワーゲンのヘルベルト・ディース最高経営責任者(CEO)が事実上の「解任」に追い込まれた。ソフトウエア開発の遅れや中国市場での減速などが理由だが、根底には従業員との対立があった。大胆な電気自動車(EV)シフトと組織文化の改革を進めていたディース氏。道半ばで会社を去る。

7月7日、ザルツギッター工場でドイツのショルツ首相(左)を案内するVWのディース最高経営責任者(CEO)(写真=Mari Kusakari)
7月7日、ザルツギッター工場でドイツのショルツ首相(左)を案内するVWのディース最高経営責任者(CEO)(写真=Mari Kusakari)

 ドイツのフォルクスワーゲン(VW)の監査役会は7月22日、ヘルベルト・ディースCEOの9月での交代を決め、傘下の高級車ブランド、ポルシェCEOのオリバー・ブルーメ氏を後任に任命した。

 ディース氏は2015年7月に独BMW取締役からVWグループの取締役として迎えられた。その直後にディーゼル車の排ガス不正が発覚。ディース氏はVWの信頼回復と経営改革で頭角を現し、18年4月にCEOに抜てきされた。

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