1日当たりの入国者数の上限を緩和し、観光目的の訪日外国人(インバウンド)客受け入れを再開した日本。だが、日本を出入国する観光・ビジネス客の数は伸び悩む。依然、海外に比べ厳格な入国制限が背景にある。新型コロナウイルスの感染再拡大は進むが、実情に即した水際対策の一段の緩和を検討する必要性は高まる。

成田空港で香港ツアー客を出迎える旅行会社などのスタッフ
成田空港で香港ツアー客を出迎える旅行会社などのスタッフ

 「ショッピングが楽しみ。30万円ほど持ってきた」。6月22日、成田空港でこう話したのは香港から来日した23歳の女性観光客だ。政府は6月10日、訪日観光客受け入れを再開。22日から1週間、再開後初の香港からのツアー客が日本各地を巡った。

 今は24年ぶりの円安水準。買い物などを目的とした外国人客を呼び寄せるには絶好のタイミングだ。だが、客足は依然として鈍い。

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6/20ウェビナー開催、「『AIバブル』の落とし穴 ChatGPTリスクとどう向き合う」

 近年、ChatGPTをはじめとする生成AI(人工知能)の進化と普及が急速に進み、私たちの生活やビジネスに革新をもたらしています。しかし、注意が必要なリスクも存在します。AIが誤った情報を生成する可能性や倫理的な問題、プライバシーの侵害などが懸念されます。
 生成AIの利点をどのように理解し、想定されるリスクに対してどのように対処するか。日経ビジネスは6月20日(火)に「『AIバブル』の落とし穴 ChatGPTリスクとどう向き合う」と題したウェビナーを開催します。日経ビジネス電子版にて「『AI新時代』の落とし穴」を連載中の米シリコンバレーのスタートアップ企業、ロバストインテリジェンスの大柴行人氏を講師に迎えて講演していただきます。
 通常の日経ビジネスLIVEは午後7時に開催していますが、今回は6月20日(火)の正午から「日経ビジネス LUNCH LIVE」として、米シリコンバレーからの生配信でお届けします。ウェビナーでは視聴者の皆様からの質問をお受けし、モデレーターも交えて議論を深めていきます。ぜひ、ご参加ください。

■テーマ:「AIバブル」の落とし穴 ChatGPTリスクとどう向き合う
■日程:6月20日(火)12:00~13:00(予定)
■講師:大柴 行人氏(ロバストインテリジェンス共同創業者)
■モデレーター:島津 翔(日経BPシリコンバレー支局 記者)
■会場:Zoomを使ったオンラインセミナー(原則ライブ配信)
■主催:日経ビジネス、日経クロステック、日経クロストレンド
■受講料:日経ビジネス電子版の有料会員は無料となります(事前登録制、先着順)。視聴希望でまだ有料会員でない方は、会員登録をした上で、参加をお申し込みください(月額2500円、初月無料)

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