いつかはクラウン──。そんなキャッチフレーズでかつて一世を風靡したトヨタ自動車の高級車「クラウン」。トヨタは16代目となる新モデルには多目的スポーツ車(SUV)など4タイプをそろえ、世界展開すると発表した。時代の流れに逆らえず販売が低迷していた国内専売の「おじ様の車」と決別、グローバルカーとして復権を狙う。

トヨタは16代目クラウンにクロスオーバーなど4つの車体タイプを品ぞろえする(写真=三橋仁明/N-RAK PHOTO AGENCY)
トヨタは16代目クラウンにクロスオーバーなど4つの車体タイプを品ぞろえする(写真=三橋仁明/N-RAK PHOTO AGENCY)

 「クラウンは、今まではかっこいいおじ様が乗るイメージだった。例えば、女性が乗っていると『ご主人のを借りたのですか?』と言われ、若い人が乗っていると『お父さんのを借りたの?』と言われた。今回は、どれに乗っても『自分の車』と言える」

 7月15日、16代目クラウンの発表会に出席したトヨタ自動車の豊田章男社長は「革新」「変化」といった観点を繰り返し強調した。

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