この記事は日経ビジネス電子版に『イオン「価格凍結」から「価格維持」へ、3品目で値上げの大転換』(7月11日)として配信した記事を再編集して雑誌『日経ビジネス』7月18日号に掲載するものです。

昨秋からPB「トップバリュ」の価格を据え置いてきたイオンが、ついに一部商品の値上げに踏み切った。対象は食料品・日用品約5000品目のうち、「マヨネーズ」「ノンフライ麺」「ティッシュペーパー」の3品目。プライスリーダーであるイオンの「価格凍結」撤回により、総値上げ時代への突入が現実味を帯びてきた。

イオンが値上げに踏み切ったPB「トップバリュ」の3品目(写真=共同通信)
イオンが値上げに踏み切ったPB「トップバリュ」の3品目(写真=共同通信)

 2021年9月13日に「価格凍結宣言」を発表してから約9カ月半、価格を据え置いてきた流通大手イオンのPB(プライベートブランド)「トップバリュ」が宣言を撤回した。価格は「凍結」から「維持」へ。たった2文字だがその違いは大きい。「絶対に値上げしない」から「極力値上げしないように努める」と軟化したのだ。

 急きょ開かれた「トップバリュ7月以降の価格対応説明会」で、イオントップバリュ(千葉市)の森常之副社長は、「値上げ幅を最小限にした形で3品目の値上げをさせていただきたい」と説明した。対象は食料品・日用品約5000品目のうち、マヨネーズ(500g、税込み170円→213円)、ノンフライ麺(同62円→73円)、外箱を省いたティシューペーパー(150組5個入り、同206円→214円)。7月4日から、店頭では新価格に置き換わっている。

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