この記事は日経ビジネス電子版に『流通総額の伸び鈍る メルカリ再成長、インド人材に託す』(6月20日)として配信した記事を再編集して雑誌『日経ビジネス』6月27日号に掲載するものです。

フリーマーケットアプリ最大手のメルカリは東京証券取引所の上場区分をグロースからプライムへと格上げした。晴れやかな舞台だが、ここにきて流通総額の伸びが鈍る新たな局面を迎えている。一段と成長するためにはIT(情報技術)人材の確保が生命線で、メルカリが託すのはインド人材だ。

プライム市場への区分変更を機に、さらに攻めたいメルカリ
プライム市場への区分変更を機に、さらに攻めたいメルカリ

 「プライムへの移行は通過点。世界的なマーケットプレイスをつくるミッションの達成に向け、挑戦を重ねる」。山田進太郎CEO(最高経営責任者)は6月7日、上場区分変更の記者会見でこう語った。

 2018年に上場し、日本のスタートアップ投資に火をつけたメルカリ。日本での累計出品数は25億品、月間利用者数は2000万人を超えている。さらなる信用獲得などのため、上場条件の厳しいプライムへ変更した。

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