この記事は日経ビジネス電子版に高島屋の新しい金融アプリ、「買い物×銀行」の成否は?(6月13日)として配信した記事を再編集して雑誌『日経ビジネス』6月27日号に掲載するものです。

高島屋が住信SBIネット銀行の「NEOBANK(ネオバンク)」を活用した銀行サービスを開始した。預金やローンのほか、友の会の積み立てサービスなど、買い物と親和性の高い金融サービスも組み込まれている。百貨店事業の不振が続く中、高島屋はネオバンクをフックに金融事業を収益源の一つにしようとしている。

「高島屋ネオバンク」のアプリ画面
「高島屋ネオバンク」のアプリ画面

 6月8日、高島屋は住信SBIネット銀行が提供する「NEOBANK(ネオバンク)」を活用した、新たな金融サービス「高島屋ネオバンク」を開始した。専用のスマートフォンアプリ「高島屋ネオバンクアプリ」をダウンロードすることで、預金や決済、融資といった銀行サービスを利用できるようになる。

 ネオバンクは住信SBIネット銀行が手掛ける事業者向けの銀行インフラサービス。住信SBIと提携した企業がオープンAPIを活用し、住信SBIの基幹システムに接続することで銀行と同等の金融サービスを顧客に提供する。日本航空(JAL)やヤマダホールディングスなどが導入してきた。導入企業は顧客接点のある部分だけ自社向けにカスタマイズすれば、銀行免許を取得せずとも銀行サービスを始められるメリットがある。

この記事は会員登録で続きをご覧いただけます

残り773文字 / 全文1353文字

日経ビジネス電子版有料会員なら

人気コラム、特集…すべての記事が読み放題

ウェビナー日経ビジネスLIVEにも参加し放題

バックナンバー11年分が読み放題

この記事はシリーズ「時事深層」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。

6/20ウェビナー開催、「『AIバブル』の落とし穴 ChatGPTリスクとどう向き合う」

 近年、ChatGPTをはじめとする生成AI(人工知能)の進化と普及が急速に進み、私たちの生活やビジネスに革新をもたらしています。しかし、注意が必要なリスクも存在します。AIが誤った情報を生成する可能性や倫理的な問題、プライバシーの侵害などが懸念されます。
 生成AIの利点をどのように理解し、想定されるリスクに対してどのように対処するか。日経ビジネスは6月20日(火)に「『AIバブル』の落とし穴 ChatGPTリスクとどう向き合う」と題したウェビナーを開催します。日経ビジネス電子版にて「『AI新時代』の落とし穴」を連載中の米シリコンバレーのスタートアップ企業、ロバストインテリジェンスの大柴行人氏を講師に迎えて講演していただきます。
 通常の日経ビジネスLIVEは午後7時に開催していますが、今回は6月20日(火)の正午から「日経ビジネス LUNCH LIVE」として、米シリコンバレーからの生配信でお届けします。ウェビナーでは視聴者の皆様からの質問をお受けし、モデレーターも交えて議論を深めていきます。ぜひ、ご参加ください。

■テーマ:「AIバブル」の落とし穴 ChatGPTリスクとどう向き合う
■日程:6月20日(火)12:00~13:00(予定)
■講師:大柴 行人氏(ロバストインテリジェンス共同創業者)
■モデレーター:島津 翔(日経BPシリコンバレー支局 記者)
■会場:Zoomを使ったオンラインセミナー(原則ライブ配信)
■主催:日経ビジネス、日経クロステック、日経クロストレンド
■受講料:日経ビジネス電子版の有料会員は無料となります(事前登録制、先着順)。視聴希望でまだ有料会員でない方は、会員登録をした上で、参加をお申し込みください(月額2500円、初月無料)

>>詳細・申し込みはリンク先の記事をご覧ください。