この記事は日経ビジネス電子版に『背水ぐるなびと好調テンポス、業務提携の意外なメリット』(5月31日)として配信した記事を再編集して雑誌『日経ビジネス』6月13日号に掲載するものです。

飲食店情報サイトのぐるなびは5月25日、テンポスホールディングス(HD)と業務提携契約を締結した。テンポスHDで中古厨房機器を購入する開業前の飲食店経営者に、ぐるなびのサービスを売り込む。逆風吹き荒れる外食業界での生き残り策を模索する両社は、「弱点の相互補完」で思惑が一致した。

業務提携を発表したぐるなびの杉原章郎社長(左)とテンポスホールディングスの森下篤史社長(右)
業務提携を発表したぐるなびの杉原章郎社長(左)とテンポスホールディングスの森下篤史社長(右)

 新型コロナウイルス禍や材料費高騰で逆風が吹く外食産業。先行き見通しが厳しい業界で異なる事業を主力とする2社が手を組んだ。飲食店情報サイト大手のぐるなびと、中古厨房機器販売などのテンポスHDだ。

 ぐるなびの杉原章郎社長は両社の業務提携について、「テンポスバスターズには開業前の飲食店主が訪れる。設備・機器販売に限らず経営支援までまとめて受注できれば両社の売り上げが増える」と説明する。ぐるなびの営業活動は飲食店の「開業後」に集中していたが、外食産業の業況悪化で競合との争いが厳しくなっていた。2021年3月期、22年同期は2期連続の営業赤字とふるわず、売上高は18年3月期から減少が続く。

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