この記事は日経ビジネス電子版に『楽天、物価高の渦中に携帯「0円」廃止 強まる副作用』(5月20日)として配信した記事を再編集して雑誌『日経ビジネス』5月30日号に掲載するものです。

楽天モバイルは7月、顧客開拓の武器としていた「月0円」のプランを廃止する。ウクライナ危機などで物価が上がる中、安いサービスのニーズは高いはずだがやむを得ない事情がある。競合へ顧客が流出しており、安いイメージを自ら壊す副作用は予想以上に大きいかもしれない。

楽天モバイルの新プラン発表後、すぐに顧客流出が始まった(写真=つのだよしお/アフロ)
楽天モバイルの新プラン発表後、すぐに顧客流出が始まった(写真=つのだよしお/アフロ)

 「ぶっちゃけ、0円でずっと使われても困っちゃう」。楽天グループの三木谷浩史会長兼社長は5月13日、1ギガバイト(ギガは10億、GB)以下の通信量なら月0円としていたプランを廃止し、3GBまでの通信量は月1078円(税込み)にすると発表した。既存の契約者も新プランに強制的に切り替わる。

 このタイミングでの発表は、いかにも間が悪いとの受け止めが広がった。調査会社MMD研究所(東京・港)の吉本浩司所長は、「物価が上がっていく中で、安い携帯電話料金には強い需要があるはず」と話す。

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